外国人材採用の最前線 〜3社の事例から見る日本企業の挑戦と可能性〜
みなさん、こんにちは!株式会社ジンザイベースの採用担当です。
今回は、弊社が実際にどのような企業様をご支援しているのかをご紹介できればと思います!
実際に外国人採用に取り組まれている企業担当者様のリアルなお声となってますので、ぜひご覧ください!
弊社は創業4年目の外国人材紹介事業を展開しています。会社概要や事業内容については、以下の採用ピッチ資料をぜひご覧ください。
2040年、外国人労働者が674万人に?!
突然ですが、皆さんは知っていましたか? 日本経済新聞によると、2040年には日本の労働力人口のうち、実に674万人もの外国人労働者が必要になるそうです。これは現在の約4倍にあたる数字です。
具体的には、国際協力機構(JICA)などが、政府の目指す経済成長を2040年に達成するために必要な外国人労働者数を推計したものですが、これって、すごいことだと思いませんか?
今でこそ、コンビニや飲食店で外国人スタッフを見かけることが当たり前になってきましたが、20年後にはあらゆる職場で外国人材が活躍する時代が来るかもしれません。
ただし、この推計には課題も指摘されています。アジア地域からの人材が期待される一方で、それらの国々の経済成長によって、日本で働こうという意欲が次第に薄れる可能性があるのです。その結果、必要とされる労働力のうち42万人が不足する可能性があるとも分析されています。
このような状況の中で、日本政府は人手不足対策として「特定技能」という新しい在留資格を設けるなど、外国人材の受け入れ拡大に向けた取り組みを進めています。
でも、ちょっと待ってください。
「外国人材の採用って、言葉の壁とか文化の違いとか、大変そう...」 「うちの会社で外国人が働くなんて、想像できない...」
そんな風に思った方もいるんじゃないでしょうか?
実は、すでに多くの日本企業が外国人材の採用に積極的に取り組んでいるんです。今回は、そんな企業の事例をご紹介したいと思います。
外国人材の採用って、実際どんな感じなんだろう?どんな課題があるの?といった疑問にお答えできればと思います。
外国人材採用の最前線:介護業界の挑戦
まずは、埼玉県にある社会福祉法人永寿荘の永嶋理事長にお話を伺いました。
↑のYouTubeにて全編確認できますので、ぜひ併せてご覧ください!
永寿荘さんは、特別養護老人ホーム4ヶ所、デイサービス4ヶ所、認可保育園5園など、介護と保育を中心に事業展開されている法人です。従業員数はなんと約600名!埼玉県内でもトップクラスの規模感ですね。
2019年より、スリランカ人材を初めて雇用してからは、中国・ミャンマー・ネパールと多国籍人材の採用に取り組まれているそう。かなり多くの外国人材を雇用しているように思えますが、なぜそこまで外国人材の採用に力を入れているのでしょうか?
もしかしたら、介護業界の人手不足は深刻だと報道等で耳にされた方もいるかもしれません。なんとなくですが、地方の企業さんで採用に苦戦しているイメージありませんか?
ただ、実態としては、埼玉という一都三県かつ、規模感としてもトップクラスの介護施設でさえ、日本人が採用できない状態にまでなっていること、ご存知でしたでしょうか?
外国人の採用と聞くと、言葉の壁とか、文化の違いとか、大変なことも多そうなイメージが。。。
ただ、永寿荘さんのように、早期から外国人採用に取り組んでおり、採用〜定着に成功している企業も実はたくさんあるんです。外国人材の採用って、デメリットばかりが取り沙汰されがちですが、こんなにポジティブな側面もあるんですね。
また、永寿荘さんでは、技能実習生だけでなく、特定技能の人材も採用されています。
実は、永寿荘さんの求人条件、介護業界の中でも抜群に魅力的。弊社も数々の介護案件の求人を取り扱ってきましたが、求人公開3日で10名以上もの問い合わせを獲得するなど、かなりの反響が。しかも、N2(日本語能力試験。N2レベルを持っていれば日常のコミュニケーションは問題ないレベル感です)の有資格者+すでに介護施設での経験も有している即戦力人材からの問い合わせも。結果として弊社経由で複数名の特定技能外国人をご紹介させていただいております。
こちらの動画は、実際に永寿荘さんで働いているネパール人材のインタビュー。弊社がご紹介し、入社してまだ間もないにも関わらず、バリバリ仕事に取り組む+ムードメーカーとして活躍してもらっています。
パン製造の伝統と革新:外国人材が織りなす新たな風
次は、神戸の老舗パン屋さん、イスズベーカリーの井筒社長にお話を伺いました。
↑イスズベーカリーさんのインタビューもYouTubeにて全編確認できます!
創業78年を誇るイスズベーカリーさん。三宮元町を中心に4店舗展開し、ホテルや喫茶店にも卸しているそうです。従業員数は正社員60名、パートアルバイト80名の合計140名もの従業員さんがいらっしゃいます。
イスズベーカリーさんでは、2022年に新卒で2名の外国人を採用したのを皮切りに、留学生のアルバイトなども積極的に受け入れてきました。そして今回、特定技能人材の採用に踏み切ったそうです。
パン製造って、深夜や早朝の仕事が多そうですよね。そんな厳しい労働環境でも、外国人材は働いてくれるんでしょうか。
おっと、ちょっと過激な発言かもしれません(笑)。でも、こういった印象を持つ経営者の方は多いんです。
今回、イスズベーカリーさんでは5名の特定技能人材を採用することになりました。インドネシアが2名、ベトナムが3名だそうです。
イスズベーカリーさんの事例から、外国人材の採用が単なる人手不足解消だけでなく、職場の活性化や新しい視点の導入にもつながる可能性が見えてきますね。パン製造という伝統的な分野でも、外国人材の力を借りて新たな風を吹き込もうとする姿勢が印象的でした。
焼肉店が挑む多様性:大阪の老舗が見出した可能性
梅田白雲台の呉社長にもお話を伺いました。
↑同じくYouTubeで実際のインタビューご覧いただけます!
創業40年を迎える本場焼肉店「白雲台」。現在、大阪梅田グランフロントと伊丹空港の2店舗にて、インドネシア人及びミャンマー人の特定技能外国人を雇用しています。
この話、よく聞きますね。特に、飲食業界では深刻な問題になっています。白雲台さんでは、以前から留学生のアルバイトなどを雇用していましたが、今回初めて特定技能という形での雇用に踏み切ったそうです。
なるほど。単に労働力として見るのではなく、人間性も高く評価されているんですね。
白雲台さんの事例は、飲食業、特に接客を伴う業種での外国人材活用の可能性を示しています。言葉の壁という課題はありつつも、その熱意と姿勢で乗り越えようとする外国人材の姿勢に、呉社長は大きな期待を寄せているようです。
白雲台さんの取り組みから、外国人材の採用だけでなく、定着に向けた取り組みの重要性も見えてきますね。キャリアパスの明確化や公平な評価システムの構築が、長期的な外国人材活用の鍵となりそうです。
より多くの事例に触れたい方へ:ぐろーばる採用TVのご紹介
今回ご紹介した3社の事例はほんの一部です。実は、弊社のYouTubeチャンネル「ぐろーばる採用TV」では、さらに多くの企業様の外国人材採用事例を紹介しています。
介護施設、製造業、飲食業だけでなく、ホテル・建設業など、様々な業界の事例を見ることができます。外国人材の採用を検討されている方はもちろん、人事担当者の方や経営者の方にとっても、貴重な情報源となってもらえばと思い、運営しています。
また、弊社の社員もちょくちょく登場してきますので、どんな社員が働いているかもイメージつくかと思いますので、ぜひチャンネル登録して、最新の事例や情報をチェックしてみてください!
加えて、「中村 | 忖度なきJINZAI BOOTH」という新チャンネルも立ち上げました!こちらは、弊社代表の中村が、忖度なく外国人材業界やベンチャー経営、就職・転職なんていうテーマでコンテンツ発信していますので、併せてチェックいただけると!
さいごに:あなたも人手不足解消の担い手に
さて、ここまで読んでくださった皆さん。こんな現場で働いてみたいと思いませんか?
実は、ジンザイベースでは一緒に働く仲間を募集しています!外国人材紹介の最前線で、日本企業の変革に携わる。そんなやりがいのある仕事、興味ありませんか?
経験は問いません。「何か新しいことにチャレンジしたい」「日本の未来を変えるような仕事がしたい」。そんな思いのある方、ぜひご応募ください!